Mercedes W113 Kinder Seat~Woodwork Supplement
設計図通りではフィットしない。背もたれは微調整程度の修正でOKですが、座板は全く使い物になりません。設計図のカーブ部位が車体と合致しない事が原因。現物合わせの座板再加工編をお届けします。
純正の現物の寸法を猛烈に知りたいが、SLクラブのフォーラムで問い合わせてもInformativeな返答なく、自己流でやるしかありません。地頭フル回転です。
スクラッチに戻ってBack Panelのカーブ部位を参考に段ボールで型取りします。
水準で傾き具合を見ながら型見本の取付角度を決めます。
加工の開始です。運よく角材予備が残っていました。
ジグソーの使い方も大分慣れました。少しずつ削っていくという気楽な気持ちが大事ですね。サンド掛けをして終わり。
前部
15mm程度の下駄をはかせていましたが、取付金具との距離が開きすぎて金具の固定が悪くなるので外します。
後部
座板を固定するための後部の角材の厚さが足らなくて車体とかみ合っていません。
因みに、SLクラブによると純正仕様の一番厚い箇所のサイズは2-5/8”とのことです。この薄さだと座板を相当沈ませる必要があるし、薄い左面の負荷も無視できないだろう。
外して再度付けるのも面倒なので、下駄(30mmX30mmの角材)をはかせて補強します。見た目は悪いが仕方ないですね。サイズは現物合わせです。最終的な俺のサイズは9cmとしました。
左面
純正仕様では全く仕掛けはありませんが、座板左部の薄くなった箇所を保護するための木片を付けます。
最終的な仕上がりは純正仕様とはかけ離れた代物になりました。
座り具合
据えつけて座り具合を確認します。
後部の下駄をはかせた角材のお蔭で座板はしっかり固定できてビクともしません。これなら車検は大丈夫でしょう?
つづく