Mercedes W113〜Oops! Fuel Pump Dilemma

Mercedes W113〜Oops! Fuel Pump Dilemma

10年振りでレッカーのお世話になる。月一の家系ラーメンを食いにガレージから暫く走ると、エンジンがブルブル震え始めアクセスを踏んでも回転数が上がらない。滔々田んぼ道でエンストする。キイをひねるがセルは回るもエンジンがかからない。狭い田んぼ道なので対向車の対応をしたり、近所の人々が物珍しく家から出てきて車の移動を手伝ってくれたり、飲み物を差し入れてくれたり、と整備どころでない。已む無くレッカー移動することになる。
It would be in 10 years since Pagoda was towed last time. When Pagoda is in a while from the garage to eat the E.A.K. Ramen once a month as a routine, the engine commences to tremble and the tachometer does not increase even with the gas pedal on, Pagoda stalls on a paddy road finally. The engine never starts again any more. It is difficult to carry out a maintenance work in a narrow road, concurrently dealing with oncoming vehicles, people in the neighborhood coming out of the house for helping to move Pagoda or servicing something to drink. Pagoda is ending up to be towed by the wrecker.

キイをひねるとセルは回るのでバッテリーは問題なかろうし、プラグの被りを疑ったがプラグ全部が被ってエンストに陥る事は考え難くく、尤も絶好調のエンジン、これまでこんな経験した事がない、すると燃料ポンプ系の不具合か、原因を考えながら、新型コロナ対策でレッカーには便乗できず徒歩でガレージに辿り着く。

原因の同定

夜中、床の中でレストアキットと新品ポンプを検索していると、新品ポンプの価格が30万円に暴騰していると分かり、おちおち寝ていられなくなり、早朝から原因の特定にかかる。トラブルは嫌いだが、整備の楽しみができる事は大歓迎だ。

プラグの状態から確認を始めよう。
濡れてない。ガスが来ていないようだ

6番プラグ

矢張り、ポンプの異常か?

10年前にポンプを新調した際、故障したポンプを予備に保管しているが、原因究明の方が大事だ。

ポンプをハンマーで叩いて起こす前に、念の為、ヒューズを目視する。

何と断線!
それも過電流による溶断ではなく、どうも金属疲労によって頭からブチ切れたようだ。

4番ヒューズ

確かエンジンが不調に陥るちょっと前、ゴツゴツした石畳を走った折、凄い振動に見舞われた事を思い出す。あれが原因だったのかも。

試しにエンジンをかけてみる。
一発でかかり、エンジン音は正常だ。

因みに、現行ポンプはBosch F026T03006、不良ポンプはBosch 0442201002である。

試走

お世話になった方々への挨拶を兼ねてRecklessにもパゴダで試走を兼ね出かける。通常と変わりなく絶好調だ!

原因が同定され、軽微なトラブルだった事もあってホッとするが、純正ポンプ(MB0010915201/Bosch0442201002)の相場が新品30万円、再生品でも10万円の厳しい現実に保管してあった不良ポンプのレストアを始めようかと思ったが、補修用キットはレストア手順書も付いて1万弱で入手できレストア自体は至って単純なものの、レストアの精密な検査・検証が出来ないので緊急用途用でしかない。

次善の策として、代替ポンプの情報を探り始める。

つづく

Comments are closed.