Godzilla R32〜Over the Top – Aside

Godzilla R32〜Over the Top – Aside

10年以上前、初のパゴダのユーザー車検の予備検査でスピードメーターが時速43kmと高めに表示された事で、ユーザー車検の速度検査でその正確な車速43kmに固執し過ぎて二度失敗し三回目に何とかパスした経緯がある。それ以来速度検査が最も苦手な項目である。しかし、昨年福井のテスター屋での貴重な情報を得て以来、苦手意識はなくなったような。スピードメーターの精度に関わるエピソードをご紹介しましょう。More than 10 years ago, I learn that the speedometer indicates as high as 43km/h in the preliminary car inspection ahead of my first “User Shaken” of Pagoda. I have a bitter experience that I fail twice and succeed finally at the third time in the speed inspection of the User Shaken” due to such an accurate speed, 43km in my mind. Since then, the speed inspection is my reluctant subject to conduct. Once I get valuable information at the car test center in Fukui last year, however, I seem to overcome such a perception. Let me introduce an episode about accuracy of the speedometer.

最初、パゴダのスピードメーターは年代物だったので若干の誤差があっても別に不思議に思わなかったが、愚妻のデミオの予備検でも40キロ速度が43kmと高めに表示されると、ちょっと待て、メーターの誤差はどうなっているんだと自問するようになる。スピードメーターの速度は恣意的な設定が施されているのではないかと勘ぐっていた。

福井のテスター屋の大将が具体的な審査基準を教えてくれました。有難い御方です。

  • 以前はメーターの速度審査基準が40km±5kmだったが、最近、+1km、-5kmに変更された。
  • 安全性の観点からスピードメーターの表示は若干は高めに設定されている。

矢張り意図的に高く設定されているようだ。車検では正確な速度に固執せず、メーター表示そのまま40km付近で合図(フラッシュ)すれば良い事になる。

実際に本検査で試みると難なくクリア。これまでの苦手意識は解消された?めでたし。

具体的に、法規制を調べて見よう。

「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示第148条」によれば、走行時のスピードメーターの表示誤差は以下のように定められている。「平成19年1月1日以降製造の自動車」 に関して
$$10(V1-6)/11 ≦ V2 ≦ (100/94) V1 $$
この場合において、
\(V1\)は、自動車に備える速度計の指示速度 (単位 km/h)
\(V2\)は、速度計試験機を用いて計測した速度 (単位 km/h)

メーター表示時速40kmは実際の速度30.9km/h~42.5km/hの許容範囲にあれば良い事になる。

即ち、速度に対する許容の度合は低めの方が優位な事を意味し、ユーザー車検の速度検査では低めの速度40kmで対応する事は法規制に則った合理的な解釈と言えよう。

しかしながら、下限は法制上約31km迄許される一方、車検上は35kmまでとなっている。この辺の法的解釈はどうなのかと言った疑問が残る。尚、下限値35kmで速度検査をクリアするか、未だ本検査では試していない。と云うかそんな余裕は検査中は全くない。

以上、ゴジラのスピードリミッター解除回路の検討中にふと思い出した余談でした。

Vigorously on the move.

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