郷の夏〜菖蒲湯まつり

郷の夏〜菖蒲湯まつり

初夏、菖蒲が咲き誇る頃、郷の温泉街では無病息災を願って菖蒲湯まつりが開催されます。新型コロナの感染で中止となっていた郷の祭りが今年は開催の運びとなりました。俺にとっては実に45年振りの菖蒲湯まつりとなります。邪気を祓う菖蒲の香りが湯の町に広がり癒やされた気持ちになりますね。Early summer when the irises “Shobu” are in full bloom, the Shobu Yu festival is held in the “Yu No Machi” local hot spring town, wishing for good health and safety. The festival is vigorously conducted this year. It has been three years since it is concealed due to the pandemic. I am exciting about the festival for the first time in 45 years. The scent of irises exterminating evil spreads over the “Yu No Machi” and makes feel healed.

写真で追っていきましょう。

前日

前日青年団が製作。一番上の俵には菖蒲と蓬を一束づつつける。

何故、菖蒲俵を”台棒”の下に2個つけているかは疑問?

当日

開催当日の午後になって、漸く露店が立ち並ぶ。

夜7時、菖蒲入湯式は薬王院温泉寺への奉納から始まる。

菖蒲神輿は同寺から出発。高張り提灯を先頭に、赤白の帷子、赤はちまき、白足袋姿の青年団によって約30mの「引綱」で菖蒲神輿を引き回しながら、湯の曲輪を抜けて、湯の町を練り歩く。

菖蒲湯まつりの由来はこちら参照。

東口で折り返し、菖蒲神輿は戻ってくる。

湯の曲輪を2周回してから入湯する。

拍子木を鳴らしながら菖蒲を古総湯の湯壷の中に投げ込む。

古総湯が設立される迄は、総湯に俵ごと投げ込んでいた。現在、総湯には前もって菖蒲を入れている。

翌朝

俵が擦り切れて路上に散乱した菖蒲を掃除する山代中学校の学生諸君。俺の時代こんな事した記憶はない。

最後に

菖蒲湯まつりには母が拵えた柿の葉寿司を食べるのも楽しみだった。

幼かったことも影響しているのかも知れないが、昔の方が神輿の繰り出しは勇壮で過激で怖かった印象だ。体力・技量共々低下したのか、神輿の担ぎはいい加減で引きずり回す方が多い。”台棒”の下に菖蒲俵をつけている理由も分かった。

過去の思い出を封印するためにも、郷の祭りは今回で見納めかも。

以上
Seize the day!

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