Yamaha RZ50 JRT~Departed and Suddenly Suspended

Yamaha RZ50 JRT~Departed and Suddenly Suspended

5月某日曜日、日本一周に向けて出発しました。晴天にも恵まれて房総半島を快調にツーリングしていましたが、銚子手前10キロで遭えなく一周中断となりました。追突されました。出発早々4日目の朝の出来事でした。

準備万端。

愚妻と里帰りしていた娘の見送りを受けて出発。

革ジャンもこの日のために新調しました。荷物が重くてちょっとフラフラしますが、まあ大丈夫でしょう。

日本一周の起点の柴又帝釈天に到着。途中道に迷ってしまい着いたのは午後4時。なんと6時間もかかった事になります。帝釈天は5時に仕舞うのでザーッと見所を見てから寝床探しです。

初日の寝床は矢切の渡しに決定。都側は夜間入場できないことがわかり、橋を渡って千葉側まで来ました。

早朝5時頃ザワザワするので目を覚ますと、ゴルファーがいるではないですか。昨晩何と綺麗な芝生と思ったのもしかりゴルフ場でした。蚊もおらず野宿には適したロケーションでしたが。

早々に荷物をまとめ、愈々日本一周開始です。

途中、義理の息子から推奨されたバイク用シューズを南海部品で購入。サンダル履きで転倒した場合、足首を痛める人が多い為避けるべきとの助言を受けたもの。これが後々役立つとは!

房総半島を逆時計回りにツーリングして、富浦海岸に到着。

遠くは袖ケ浦の火力基地か。

寝床は大貫海岸に決定。スーパー出会った漁連の幹部に紹介された。

晩飯は大貫駅のスーパーで買った安売りの鯖弁当とマグロのたたき寿司、それと安焼酎。昨晩のめしは惨めだったから豪華に思える!因みに、ここの物価は異常に低いですな。

ここでも蚊に刺されることもなく快眠。ただ波の音は耳に付く。テントは要らないが夜露で寝袋が濡れるのが難点。

朝5時半に出発。

早々ガス欠に気づき、焦って何とかガススタを見つけ、開店前にもかかわらず給油してくれた親父に感謝するも、リッター当たり25kmしか持たない低燃費に落胆しつつ、仕切り直して再出発。

誰もいない白浜のドライビングコースを一気に駆け抜けて野島埼灯台に到着。

絶景ですな。

ここで野宿しようと思ったが流石に気が引け、更に勝浦迄足をのばす。

寝床の八幡岬公園。

翌日判明したことだが、キャンプ禁止でした。すいません。

晩飯のクジラ弁当。

久しぶりのクジラだったがこの弁当は美味かった。店の人が自慢していただけのことはある。途中道の駅和田浦で売れ残りを購入。

夕焼け

ふと、夜中12時頃ヒンヤリした感触で顔を打たれ目を覚ます。暫し竦んでいたが、その後何とも言えない雰囲気に悩まされて朝方まで寝付けず。忠霊碑も立っていて不思議な場所でもあるが、ここ何か居ますね。後日分かったことだが、有名な心霊スポット所らしいですね。

午後から雨が降る予想だったこともあって、早々に5時半に出発。

4時間走り続けて午前10時頃追突事故に直面、銚子手前10kmの交差点の所での出来事でした。

交差点で一時停止後、信号が青に変わって坂道をノロノロと上っている時、急に宙が見え何が起こったか分からぬまま左に横倒しとなる。そこで初めて追突されたと気づく。

救急車で病院へ搬送される。骨折はなく、左肩・頚椎等の打撲で1ヶ月加療要の診断。左足はタンクの下敷きになったが踝に痛みを感じるものの軽傷であった。道中購入したシューズのお陰か。頚椎の後遺症が一番心配だ。事故直後は痛みは余り感じず不死身かと思ったが、時間が経つに従い痛みが増すんですよ。何はともあれ、大事に至らず不幸中の幸いでした。八幡岬の霊が守ってくれたのだろうと言う輩もいますが?

一方、バイクはフロントフォークは曲がって左ミラーとリアは全滅だが、危惧したほど酷くない。保険で修理代全額求償されるのかな。

遭えなく、日本一周は頓挫する憂き目となりました。

リハビリで病院通いの日々。暇な折、プランの練り直し、道中気づいたバイクの改良点などやることは多々ある。郊外に出ると一日に150kmは意外と走れることが分かった。これはうれしい誤算、一方燃費はリッター25km程度と思ったほど良くはない。一日3千円の旅行予算の三分の一を占めるとなると無視できないが、これはどうしようもないか。

  • タイヤ:細くてグリップ力に乏しいのか、傍らをダンプが走ると横揺れが激しい
  • ライト:暗くて危険。トンネルでは使い物にならない
  • ハンドル:位置が低く手が痛くなる
  • シート:クッション性が欠如しているのか、ケツが痛く蒸れる
  • リアキャリア:大きさ、耐久性共不十分。全面的にやり直しだ!
  • バックのパッキングも再考の余地あり

金もかかるが、ウニのベストシーズンに間に合うように北海道に入れるかどうかが一番の悩み。

つづく

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