Mercedes W113〜DIY Hardtop Winch Prototype

Mercedes W113〜DIY Hardtop Winch Prototype

ガレージの整理も終わり念願のハードトップリフトを自作する段階まで来ました。手持ちのパーツを駆使しながら極力お金をかけずに制作することを主眼にします。パーツ探しの為に何度ホームセンターに足を伸ばしたか、Shabbyでも機能は最高と自負するプロトタイプをご紹介しましょう。

単管を使用するのが最も簡単だが、ハードトップ自体の重量は47kgとウインチとしては比較的軽く、ガレージの天井は大きな垂木で組んであるのでこれを有効に使えないか思料。その結果、手元にあったベルトスリングを垂木に噛ませてリフトの支点とすることに。ロープホイストは実用持上能力は100kgと、将来エンジンオーバーホールを視野に入れると不充分な仕様なので見送り。代わりにオーバースペックだが使用荷重500kg(エンジン重量は300kgとか)の手動ウインチとする。ワイヤーとベルトの2つのタイプがあるが、ワイヤーは錆びる可能性がある為ベルトタイプを志向する。

使用したパーツ

  • 中華製手動ウインチベルトタイプ(使用荷重500kg):¥2,356
  • 25mm幅2m長ベルトシリング1本(使用荷重800kg):手持ち
  • 25mm幅1m長ベルトシリング2本(使用荷重800kg):¥1,200
  • シャックル16mm1個(使用荷重800kg):¥574
  • シャックル12mm2個(使用荷重200kg):¥396
  • デリカのルーフラック再利用
  • 手動ウインチ固定ネジ(9×30とM8x30の六角ネジ):数百円

最も気を使ったポイント

手動ウインチの固定位置と固定方法である。
固定位置は車の横か後ろか悩んだがハードトップに最も距離的に近い横側の柱に据付けることにする。取付説明書では3/8″ボルトを最低三角を形成するように鉄骨に組み付けること奨励しているが、木材の柱しかAvailableでないので、ボルトの代わりに六角タッピングネジ(9×30を2本と8×30を2本の計4本)で固定する。

ベルトタイプの問題点であるベルトのヨレはシャックルサイズを大きくすれば解決する蓋然性は高くなるが、費用的に無理なのでリフトの支点のみOne Size Upの16mmとした。なお、エンジンリフトアップ時には12mmシャックルを16mmへアップグレードする必要あり。

据付手順

  • 水平取り
    果たしてこの2点支持だけでハードトップのバランスが取れるか全く自信はない

  • ルーフラック据付位置
    ハードトップの重心位置になるように精一杯後方に設置。

  • ベルトスリングの巻き方
    抜けないように留意
  • 手動ウインチ据付

  • 天井垂木ベルトスリング巻付
    昔の家は凄く立派な柱を使っていますね。パゴダのエンジン(高々500kg)のリフトも可能だね。
  • リフトアップ
  • リフト格納
    天井に釣ったままにしておくと落下の危険性があるので、使わない時は横柱に避難させておく。

これでPrototypeは一応完成。
Rear WindowをベルトスリングでHoldしている海外の作例もあるので、実際のリフト状況を見てから、ハードトップのよじれ、バランスを調整する事と致したい。

北陸は冬も深まってきて天候不順が多くオープンにする機会がないので作動確認は来春までお預けです。。。

つづく

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