Yamaha RZ50〜Flush the Engine System

Yamaha RZ50〜Flush the Engine System

Soon after obtaining the motorbike driver license, the engine of RZ50 is stuck. Moreover, the battery is dead due to overuse to kick off the engine. The Hokuriku area getting colder toward the winter, I decide to stop the work and return home. While I am born in Hokuriku, I become vulnerable to the cold since I am accustomed to the temperature in the Kanto area for a long time. Just before the Corona virus emergency declaration is issued, I return to the garage and resume the work. After a few weeks of challenges, it turned out that the engine couldn’t ignite due to an unimagined factor. It stunningly reassures me that the restoration work is profound. Let’s share with the road to the restoration.

二輪免許を取得後少し経ってRZ50のエンジンがかからなくなった。更にエンジン始動に向けた酷使によってバッテリーもお釈迦になった。北陸も冬期に入り寒くなったので一旦作業を中断し帰省?することに。北陸生まれだが関東での生活が長くなったせいか寒さに弱くなりにけり。新型コロナ緊急事態宣言発令直前にガレージに戻り作業を開始。数週間悩んだ末思ってもいなかった要因で点火しなかったことが判明、唖然とするも奥が深いとの思いを新たにする次第。復活までの道のりを振り返りましょう。

エンジン再起動に向けての主な整備箇所

  1. バッテリーの交換
  2. 点火プラグの点検
  3. キャブの点検
  4. シリンダーヘッドの点検
  5. マフラーの取外し
  6. 燃料タンクの洗浄

1.バッテリーの交換
1年半でバッテリーがお釈迦になった計算になる。
バッテリーを大型化し且つ台湾ユアサ製にしたのだが余りに短い寿命に愕然。安価なバッテリーに手を出したことを反省するも、懲りずに今度も台湾ユアサの第2ブランドTopliteにTryする。果たして今度はどれほど保つのだろうか。前回は保証はなかったが、今回240日メーカー保証がつくにせよ、1年持って御の字ということか。

新旧

組み付ける前にバッテリーの充電を念の為確認する。フルだ。前回同様にタイラップで固定する。

始動するがエンジンはかからない。この時点では久しぶりの火入れは容易ではないと単純に思っていた。

2.点火プラグの点検
点火プラグを点検のため取外す。
ガソリンでベトベトだが、特段異常は見られない。コードの不具合で火花が飛んでいないのではないかとも疑い、プラグをシリンダーに接触させて火花の具合を確認するも問題なし。

3.キャブの点検
少し前にオーバーホールをやったばかりなので無意味だが念のための点検。全てバラして詰まり、Debris等がないか調べるが、当然綺麗で全く異常なし。 

メインジェット#110(規定値+10番)
パイロットジェット#35(規定値)

4.シリンダーヘッドの点検
確固たる目処もなく身境なく開けてみる。これも暫く前に掃除している。

清掃後

相変わらずカーボンの付着は多いが目立った異常は見られない。

原因が掴めないまま無謀にもエンジンの始動を試みる。坂道で何度も押しがけを試みるが、始動する兆候が全くない。整備書をめくってレビューするが、何処が悪いのか全く検討もつかない。お手上げだ!

暫く放ったらかしてガレージの整備に集中する。一段落したので気を取り直して再挑戦する。
点火に至る一連のプロセス、吸気→点火→爆発→排気を頭の中で描く。はたと、排気系統のチェックは未だやっていないと気がつく。

5.マフラーの取外し
排気口から絞った箇所を針金でつつくと詰まってはいない。念の為、面倒だがマフラーを取り外すことにする。作業は手慣れたものだ。

取外して何気なくマフラーを逆さまにすると、中からオイルまみれの黒い水がドバッと大量に出てくる。量にして洗面器に一杯程かも。瞬時にこれが原因だったかと悟る。便秘だったのだ。

原因が判明すると俄然元気が出てくる。
徹底的に整備しょうと意気込む。焼く方法もあるようだがバーナーがガレージにないので代わりに薬剤(パイプユニッシュ)にて洗浄する。

一晩放置

洗浄の効果の程は分からない。取り敢えず実施したと云う事実だけだ。

廃液
シリンダー排気口

6.燃料タンクの洗浄
燃料タンクも洗浄する。以前から水の混入を疑っていた。軽微だが混入を確認。好天時にタンク丸ごと乾燥させてスッキリ。

次いでに、POSHデジタルCDIをデフォルトモード3に戻す。後ほど走行しての実感したが高速域が伸びないね。従前のモード4があっているみたい。

愈々火入れだ。当然一発ではかからない。新品バッテリーの負荷を軽減する為、押しがけを実行する。2回目でかかる兆候が出てくる。3度目でブルブルとエンジンがかかる。ストップしかけるので直ぐにチョークを引く。継続してエンジンが始動する。

近所を一周する。すこぶる快調!
ラジエーター水を補給して、アイドリングを調整する

アイドリングの最終設定。少し下げる

今回手探りで取り止めもなくエンジン、燃料、排気、略全ての系統をRefreshすることになったが、まるで新車に蘇ったようで気分も格別だ。

残る唯一の懸案はクラッチのみ。

俺のRZ50復活!

これで夏山行に支障なし

以上

Comments are closed.