Pagoda 280SL〜The Soft Top Summer Style

Pagoda 280SL〜The Soft Top Summer Style

梅雨の合間の晴の日、日射がキツくてフルオープンが厳しい時期となりました。幌を911 Targa風にして凌いでいます。本稿ではソフトトップの開閉方法についてご紹介します。SL113クラブのTech Manualには詳細な解説書がありますのでそちらを見て頂くのが安心かと思いますが、俺なりに苦労したことを含めて補足したいと思います。It is a sunny day in the middle of the rainy season, but the sun is so strong that it is difficult to drive the car in open. I would drive the car with the 911 Targa style. In this thread I will show you how to open and close the soft top with some issues you need to be aware of. While it would be better to refer to the SL113 Club’s technical manual which has a detailed explanation, I would like to address some points gained through my experience.

Rear Bow Latch Release Adjustment

幌後部のラッチが外れやすい状態にあったので、一旦ラッチを外して固定ボルト4個を調整して中心出しする。非常に整備しやすい構造である。

幌後部は多少前後に動くように左右4箇所六角ボルトで調整できる。所定の位置になるように調整しておく。(取れないように留意しつつ、すこし緩めて適宜動くようにしている)。

Putting the Soft Top up

装着のポイントは、幌後部をLatchしてから幌前部を固定するか、それとも、前部を固定してから後部をLatchするかになろうが、ユーザーマニュアルでは、前者を推奨している。後者の方法は俺的には経験上何度やっても無理であった。

手順は以下

  1. ドアを開ける
  2. 幌格納庫の上部蓋のハンドルを手前に引き蓋を開ける
  3. 幌を格納庫から引き出し、幌後部を垂直に近い位置まで持ち上げ立てておく
    引き出す際全体を一緒に引き出すこと
  4. 格納庫の蓋を閉める
  5. 格納庫のロック穴の中心が出ていることを確認してから、幌後部を引き下げ、ピンを車体中央のロック穴に入れて手の甲で押し込む。その際、ロックが掛かるバチンという音を確認すること
  6. 幌を力ずくで引き寄せて幌前部のピンをフロントガラスの受入口に差し込む
    通常幌を広げただけでば、幌前部のピンはフロントガラス受入口からずれて居る
  7. ハンドルを外側に回してフロントガラスで幌をロックする

装着を頻繁にする場合には特段問題は生じないが、冬季から春等久しぶりに行う際には手間取ることが多い。

Rear Bow Latched

幌を広げても、フロントガラスの受入口に1cm程隙間が生じる。

二人がかりで進めた方がやりやすいのは間違いないが。独り身故、力ずくで頑張るしかない。

内部から力ずくで伸ばして差し込む強者もいるようだが、俺的には外部から伸ばした方がやりやすい。

夏場は比較的伸ばしやすく、左右どちらから更に力を込めて伸ばすと何とか幌前部のピンがフロントガラス受入口に入る。ピンハンドルで固定せずに差し込んだままにしておく。
ここまで来ると反対側も差し込める。ピンハンドルを外側に回してロックする。

因みに、フレーム全体が左側に寄っていることもあって左側から先に入れている。

内部の様子

Putting the Soft Top away

幌を仕舞う手順は以下の通り。

  1. 幌前部を後方に下げ幌全体をスーツケースベルトで結束しておく
  2. 一気に格納庫に落ちないように、手で幌を持ちながら、幌全体をゆっくりと格納庫に下ろす
  3. 格納庫から幌の一部がはみ出た部分がないか確認し、はみ出た部分を内部に入れ込んでから、蓋を閉める

体が大きければ車体の真後ろに立って、両手で幌を持ちながらゆっくりと下ろしていくのが理想的ではある。

if the soft top is stuck in the storage well

幌を格納庫から出す際、全体を纏めて出すように注意する。一部だけを持って取り出すと、幌後部が格納庫内に残ってしまう。かなりの力仕事なので、後部座席の前に立って取り出すようにした方が力が出やすい。一部が格納庫内に残ってしまった場合には、少しずつ出して行くしかない。これは非常に面倒な作業になる。

尚、俺は仕舞うときにスーツケース用のベルトを用いて格納している。そのベルトを両手で持ち上げて引き出すようにしている。

Closing

911 Targa風にRear Bowのみ開けて走る場合、振動で走行中勝手に閉まることがある。それを防ぐために先のスーツケースベルトで閉じないように固定している。

以上、参考になりましたかな。

梅雨明けも間近。さあ、山行だ。
以上

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