Analog Audio Revival~Lo-D HMA9500MKII③
ブラックボックスのモジュールのコピー製作編です。シリーズ最終回です♪ モジュールTM1001はこれ。サービスマニュアルの回路図にはチップトランジスタと抵抗の具体的な型番などの記載はなく配線のみ。ネットを検索するとモジュールを修理した強者はいるが詳しい情報まで公開していない。これが逝ったらお手上げ状態。何とかしなければと、モジュールの分析にかかろう。 モジュールはこれ。 壊れていないが勇気を出して表皮を剥ぐ。チップトランジスタが見えてきた。チップ表面のマーキングを消さないように慎重に行う! チップのマーキングを頼りにネット検索してトランジスタを割り出す。意外と簡単に判明。東芝のごく一般的なものだった。 抵抗値もなんとか実測して割り出す。以上で解明は終わり。 製作作業は非常に簡単。 表 裏 取付け。 バイアスのチェック。問題なく調整できる。以前より動作は安定しているような印象。 以上でコピー製作編は終わり。 余談ですが、終段MOSFET(同じロット)の新品予備です。マニアに比べたら保有量は格段に少ないです(寂!) それと、15,000μFの大型フィルター電解コンデンサーの予備も何とか見つけました。
これで長岡鉄男先生が愛した名機を半永久に使用可能となりました!
最後に、解明した回路図を大公開します。
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あくまでも自己責任で取扱いくださいね。
完