Godzilla R32〜Refreshing Aero Exterior

Godzilla R32〜Refreshing Aero Exterior

Consult Scan Tool作成中にサイドスポイラーに足をかけて脱落させてしまう。以前から集中すると見境がなくなってこういう失敗をよく起こす。尤も左側のサイドスポイラーが汚れていて何れ手を入れる必要性を認識していたのだが。空気が乾く秋は塗装の絶好の頃合い、気合を入れてメンテを始めよう。どんでん返しがあろうと思わず。レストアTier 3の始まりです。While concentrating on developing the Consult Scan Tool, my foot happens to hang on the side spoiler and make it fall off. Whenever I concentrate from before, I lose sight of myself and often make such mistakes. Since I am uncomfortable with the dirty left side, I am contemplating about maintenance on it. Autumn, in which the atmosphere is dry, is the suitable season for painting. I will commence maintenance of the spoiler. An unexpected final ending won’t be thought ever. Shall we start the Anatomische Tabellen Tier 3?

作業対象の主体はサイドスポイラー、バンパーファシアとその下部にAttachするフロントスポイラーも同時に手入れをする。リアスポイラーは人目に付く箇所ではないので今回は行わない。

事前学習

整備書で取付構造を確認する。

Side Spoiler/Step(整備書ではCenter Mudguardとの呼称)はFrontとRearから構成される。装着にはクリップとネジ、それに両面テープを使って接着する。

当初Bumper Reinforcementを外す積りはなかったが、Intercooler NetとLicense Plate固定ホルトが途中で折れた為、已む無く脱着することとなった。

Removal

Side Spoiler

力任せに引き抜く。クリップの構造を良く知らず引き抜いた為、白いクリップ全てを破損させる。

白クリップの純正品は一個230円。数千円オーダーとはビックリ。モノタロウの10%割引で純正品を調達したが、Amazonで中華代替品が手に入る。他のパーツは再利用若しくは汎用品で代用する。

項目P/N必要数純正購入数純正定価
白クリップ(オス)G6856-05u0018個18個230円
黒クリップ(メス)G6858-05u0010個2個 残りは再利用230円
黒クリップ(オス)G6857-05u0010個1個 残りはタッピングネジM5x16で代用310円
白グロメット(メス)01281-006416個全て再利用210円
黒ネジ(オス)08510-6202C6個全てタッピングネジM5x16で代用150円
黒プッシュクリップ2個汎用品で代用
Side Spoiler装着部品一覧
純正パーツ

接着テープの剥がしに苦労する。ドライヤーが効果あるとのネット情報もあるが何れにしても根気よく剥がすしかない。

Front Spoiler

整備書を元に取外しを試みるが説明に不備な箇所があって試行錯誤の末に外す。

最も難儀したのはSide Markerの取外し。中々引き出せない。左Marker横の突起部分を手の甲で前に叩き出した結果、固定Stayを折る大失態を施してしまう。

更に、ナンバープレートとIntercooler保護金網を固定している六角ボルトが錆で劣化していて、緩める途中でへし折ってしまう。

具体的な手順を下表に整理する。

固定ネジを緩め、Side Markerを取外す左右2箇所トラスタッピングネジ
Side Marker下のクリップを外す左右2箇所プッシュ型クリップ
上部中央のクリップを外す3箇所+ネジ型クリップ
Fog Lamp付近のクリップ外す左右2箇所プッシュ型クリップ
Fascia両端のタイヤハウス内固定ネジを外す左右2箇所M6六角スクリュー
Fascia下部のUnder Cover固定ネジを外す両端2箇所M6タッピングネジ
ナンバープレート裏上部5箇所M6六角ボルト
Fascia Removal Process

具体的な手順を写真でどうぞ。

Bumper Reinforcementは左右二箇所六角ナットとボルトで固定されている。レンチサイズは確か17か19だったと思う。

Reinforcementは思いっきり引き抜けば外れる筈だが、左右2箇所のグルメットが邪魔をして中々抜けないので留意すること。

後から判明したことだが、助手席側には六角ボイトでHeadlight Stayを固定している事に留意。プラスチックの受け口が一部カットされていた。六角ボルトが緩まずカットしたものと推察。このボルトも緩める際折れてしまったので後程Threadを補正して置いた。

Fasciaは中々抜けないが、左右に揺らしながら、引っかかえる箇所を確認しながら慎重に抜く。抜いたら傷が付かないように養生しておくこと。最初はマスキングテープで養生していたが、途中で丈夫な仮止めテープに変更。これが最後の大どんでん返しに繫がるとは。後悔先に立たず😹

Front Grillを外す必要はない。外すに当たり、左右上下の固定クリップをドライバーで抜ける位置に回転させておく。よく観察するとクリップに回転方向がある事が分かる。真中のクリップは後部から縮めながら押し出す。

傷がつかないようにテープ等で養生して置いた方が良い。

Clipを回転させて外す

Maintenance

Crashed Jackup

この機会にジャッキ潰れを可能な限り元に戻し、シャーシブラックでCoatingしておく。その上から白ペンキを貼付すれば見栄えが良くなろうがパス。何れ余裕が出来たら板金補強を行なう腹積もり故。片方数万円オーダーとか。

Polishing

Front Spoiler下部の擦れ傷は顕著故、適当に研磨して表面を滑らかにしておく。

Side Spoilerは表面に接着剤の残留物が付着しているので軽めのペーパーヤスリで除去する。この部分の再塗装は行わない。

Threading

M6ボルト穴の修正。これも気の長い作業

ライセンスプレート固定ボルト(左右2個)、Fascia固定ボルト(中央1個)、及び金網固定ボルト(左右2個)は全てステンレス製フランジボルトに変更する。

Threading

Coating

シャーシブラックを使って良いものやら不明だが?

After Refreshment

Crack

Front Spoiler/Fasciaの一部に割れがあったので養生しておく。

素材はウレタンだが、結果的に割れ補修にABS樹脂とFRP接着剤が使える。ゲスの勘繰りだが、ウレタン表面のザラツキ度合いが接着に関係するのではないだろうか。100均で入手したABS樹脂の小片をアセトンで溶融接着させる手法。併せて、固定箇所が変形していたのでFRP接着剤で整形しておく。結果的にこれらは有効な手法であった。

Intercooler

余裕があればAir Cleaner共々換装したいのだが。

Finは飛び石で一部損傷を受けているが、取り替える程も傷んでないので出来る限り補修しておく。Intercoolerの再塗装も考えたが、冷却効果が損なわれる懸念から”as is”の状態。

Netの錆びは一部だけかと思いきや、剝いで行くと全体的に腐食が進んでいることが判明。
再度剥ぐ気力もなく純正品を探すが廃版である。中古品は劣化が進んでいるので触手はわかない。因みに、平均相場は1万円、良品になると4万とは驚き。仕方なく汎用品をAmazonで調達。選ぶポイントは純正品の格子サイズは比較的大きく(10*25mm)、飛び石を通す蓋然性が高いので、細目タイプ(5*10mm)を選ぶ。純正品はステンレス製でしっかりしているが、値段相応の華奢なアルミ製の汎用品で、2千円也。結果的に試用の出来には満足。

Side Maker

Side Marker StayはPP樹脂故上記の樹脂製接着剤は使えない事を確認してから已む無くPP専用接着剤を利用する。割れの表裏をABS樹脂小片で接着する。現在剥がれは生じていないが、駄目な場合には結束バンドで固定する算段。中古でもバカ高い故Markerの買い替えは考えていない。

Repaint

以上の作業に1ヶ月掛け、再塗装の工程に漕ぎ着く。

プロタッチの純正色367を一缶(400g)購入。クリア他はHub Cap再塗装の余り物を使用。

  • プライマー
    ミッチャクロンを吹付け
  • プラサフ
    パス
  • 本塗装
    ロックシンナーで半割にして、3回吹付け
  • クリアコート
    ロックマルチトップクリアーSHを硬化剤で半割してから、ロックシンナーを一割ほど追加。これも3回吹付け。
  • スプレーガン調整値
    • 塗料:2-1/8開(以下メーカー目安1~2.5開)
    • パターン:3/4開(1.5~2.5開)
    • 吹付空気圧:不明。5/8反時計回り。栓3/4開

再塗装の結果は如何?

車体は黄色味掛かった白色だが、今回入手したものは正に文字通りSuper White色。
再塗装した感が否めない。まあ良いか!

塗装垂れも多い。元から短気な性格だが、何故かHub Cap時よりもPatientになれない。また、虫が付着した部位も何箇所か発見。出来の悪い結果となる。基本的に人目に付く箇所ではないので然程気にならない。

Reattachment

Side Spoiler

Sideから取り付けていく。失敗は許されないため装着は気が張るが、思ったより簡単に入れ込むことが出来る。尤も接着テープをつける前に予行練習を試みている。白クリップを一旦外すのに一苦労あるので一発勝負の方が楽かも。

Reinforcement

Grommetは千切れていて本来の機能を発揮できないので新調する。750円x2と割高な代物。

再取付に意外と難儀するのが、このGrommetの据付とHeadlight Stayの固定の2箇所。気長にTryするしかないがね。

Fascia

装着の段取りは、先ずFascia取付けてから、Spoilerを取付ける。

Clip Nutは錆で劣化した数個についてはAmazonで入手した中華製代替品に取替えておく。Fascia/Spoiler脱着用タッピングネジ(12個)は全てステンレスに変更。

Grill

傷をつけると今までの苦労が水疱に帰する。最後の難関?

装着する時はグリルにクリップを装着してからGrill一体を一気に押し込む。快音と共に入る。

先ずClipを装着しておく

振返り

途中で息切れしMomentumを失い、天候不順にも遭遇し、足掛け1ヶ月半も掛かった。
今回の作業で得た俺的Gistは以下

  • 別途Spoilerを外さなくてもFascia一体で外すことができる。但し、Undercoverとの噛み合わせ部分のタッピングネジ(下部左右の各5個)を外すと、Spoilerが左右で宙ぶらりんになる為、Spoilerを先に外した方が無難。
  • Spoilerの前部はボルト3個で固定されている(整備書では5個との記載)。ボルトは外す必要はなく、ある程度緩めてから方向性に沿って外す(2個同方向、1個反方向)。
  • Side Markerの取外しには難儀した。試行錯誤の末大分経って車体ヘッドライト脇の受けに挿入されるPinを抜く必要に気づく。
  • Jackupをした方がベター。シャコタン車故Mustだが。スロープを利用

俯瞰すると、錆の進行も少なく、Wide Body化以外はオリジナルである事が確認できた。購入時側に事故補修歴があると言われたが、Bumper Reinforcement自体に補修跡は素人見で全く確認できない。

総じて程度の良い躯体と言えよう。

残存レストア箇所は

  • ルームミラーが小振り。ちょっと大きいシルビア用純正ミラーがAmazonで入手可能(1万円程度)だが小さすぎる。高性能の汎用品にするか?
  • Weather Stripの劣化が目立つ
  • リアウインドウのスモークフィルムの劣化が気になる。剥がすのが大変そう

大どんでん返し

最後に養生テープを剥いだ瞬間。
こんな事が待ちかまえていようとは!
さてどうするか?

Seize the Day!

以上

P.S.

Tier 1宿題のパーツ。良品を密かにオークションで手に入れていますよ。。。

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